ああ、わかる。
私もずっとそこで止まっていた。
安いだしパックの限界
正直に言う。今まで使っていたスーパーのだしパック、1包20〜30円くらいのやつ、味噌汁がどうにも水っぽい。
それを補うために味噌を多めに入れて、気づいたら塩分だけ増えているという悪循環。夫に「なんかうすいね」と言われるたびに少し凹んでいた。
ふるさと納税で頼んだハンバーグが届いてから食卓のメインは何とかなったんだけど、汁物だけがずっと後回しになっていた。だしパックって種類が多すぎて、何を選べばいいか全然わからなくて。
3種を比べてわかったこと
「本枯れ節 利尻昆布 だしパック」で楽天を検索すると100件以上出てくる。最初はもう何がなんだかという感じだった。
今回ちゃんと見たのは3つ。
利尻屋みのや(20包入り1,980円)は1包あたり99円。北海道の産地感があって、昆布の存在感が強め。
茅乃舎 本枯れだし 利尻昆布仕立て(30包入り2,160円)は1包72円で、この3つの中では最安。なのにレビューが4.7以上をずっとキープしている。
山長商店の職人仕込みタイプは1包130円超の価格帯。
比べてみて気づいたのは、パッケージより原材料の表示を見るべきだということ。「本枯れ節」と書いてあるかどうかで製造コストが2〜3倍違う。楽天の同カテゴリ上位100件のうち40%近くは「本枯れ」と明記していない製品だと知って、ちょっと驚いた。
最強コンビの誤解
本枯れ節と利尻昆布を合わせると旨味が7〜8倍になる、という話は聞いたことがある人も多いかも。
ただ実際はもう少し複雑で、利尻昆布の繊細な甘みは本枯れ節の強い香りに消されやすい部分もある。京都の割烹でも料理の種類によって比率を変えているという話を読んで、「常に両方全力で使えばいい」わけじゃないんだなと。
お吸い物や茶碗蒸しなら本枯れ節の上品な余韻が生きる。毎日の味噌汁ならそこまで繊細なだしでなくてもいいかもしれない。用途によって使い分けるのが、たぶん正解に近い。
で、結局どれを買ったか
茅乃舎にした。
理由はシンプルで、30包入りで使い切りやすいこと、1包72円でレビューが高いこと、この2点。高ければいいわけじゃないとはわかっていたけど、1包130円台のものを試して感動するより、「これで十分おいしい」と思えるラインを探すほうが賢い。
余談だけど、最近子供に「昆布ってどこから来るの」と聞かれて、「北海道」としか答えられなかった。なんか悔しくてちょっと調べたら、利尻昆布の年間漁獲量は日高昆布の50分の1以下しかないらしい。だから「利尻昆布使用」と書いてある製品でも含有量がまちまちで、表示だけで品質は判断できないんだと。子供のひとことで勉強になった。
だしを変えたら汁物が変わった
実際に使ってみて、味噌汁の「底」が変わった感じがした。
塩分を増やさなくても旨味がある。夫が「今日の味噌汁おいしい」と言ってきたので内心かなり嬉しかった。特に何も言わなかったけど。
だしパックの煮出しは沸騰後3〜5分が適正で、それ以上加熱するとえぐみが出るらしい。今まで煮立てすぎていたかもしれない。細かいことだけど、こういう積み重ねがたぶん大事。
食費を抑えながら満足度を上げるというのは、どこか一点だけ変えるより地味な積み重ねのほうがよく効く。だしはその中でも費用対効果が高い部分だと実感している。次のお買い物マラソンでもリピートするつもりで、他のだしパックも少し気になりはじめている。
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