「なんで開こうとしてるんだろう」と思ったら、理由がなかった。それでも反射的に手が動く。そういう習慣が怖いな、と最近ちょっと思っている。
仕事道具ごと置いていく
その日は決めた。MacBookは家に置く。Slackの通知はオフ。持ち物は財布と、手挽きのグラインダーと豆だけ。
出がけに少し迷った。「一応PCだけ…」とか「メールを確認してから」とか、そういう声が頭の中で出てくる。でも今回はそれを無視した。
道具があると、使いたくなる。使い始めると仕事になる。それだけの話だ。
針が落ちる音から始まる
行ったのは目黒のほうにある小さな喫茶店。カウンターの奥にターンテーブルがあって、店主が一枚ずつかける。
ちょうど Miles Davis の『Kind of Blue』が流れていた。知ってる曲なのに、なんか新鮮だった。イヤホンで聴くのと、部屋に広がる音で聴くのって、本当に違う。高音がきれいすぎない分、全体がやわらかくなる感じ。
コーヒーを一口飲んで、あ、これ記録しなくていいや、と思った。その気持ちになれたこと自体が、今日の正解だった気がする。
気づいたら2時間いた
時計を気にしないでいたら、いつの間にか2時間近く経っていた。
何かをしていたわけじゃない。ただ音楽を聴いて、コーヒーを飲んで、たまに窓の外を見て。それだけ。
でも帰り道がなんか軽かった。ベッドでSNSをだらだらスクロールしているときとは全然違う感覚。体が重いか軽いかってこういうことなんだな、と今更ながら思った。
余談だけど、帰り道に通った公園で桜の葉が少し色づいていた。あ、もうそういう季節か、と。全然ジャズと関係ないんだけど、ちゃんと季節の変わり目に気づけた自分が地味に嬉しかった。
脳が静かになると出てくるもの
翌日、プロンプトを組み立て始めたら、いつもと言葉の出方が違った。こね回さなくていい感じ。
デジタルアートをやっていると、モニターの前にいる時間が必然的に長くなる。視覚的な情報を処理し続けていると、どこかで感覚が飽和する。それがジャズとコーヒーの2時間でいったんリセットされた気がする。
「仕事を持ち込まない」というのは、頑張って休むことじゃなくて、ただ余計なものを手放すだけの話だった。そのことをまた実感した週末だった。
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皆さんは週末、どんなふうに頭を空にしていますか?自分なりの「手放し方」があったら、ぜひ聞いてみたいです。
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