
「食の都」大阪から刺客(ただのおっちゃん)が、京都の台所・錦市場へ乗り込んだらどうなるんや?
ただの食べ歩きと侮るなかれ、そこにはオーバーツーリズムの現状と、伝統をどう守るかという深いテーマが隠れていました。
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錦市場は「具だくさんの寄せ鍋」状態や!
ひさしぶりに京都の錦市場に足を踏み入れたら、もうそこは人、人、人の大洪水。
まるで、年末のスーパーの特売日に、マグロの解体ショーが始まった時くらいの熱気や。
大阪の黒門市場も大概やけど、錦のこの「狭い路地にぎっしり詰まった感じ」は、まさに具だくさんの寄せ鍋。
どこを向いても旨そうなもんが並んでて、視覚からの情報量が多すぎて、わさび入れすぎた寿司を食べた時みたいに鼻がツーンとしたわ。
食べ歩き禁止?マナーは「お出汁」と同じくらい大事
最近は「食べ歩き」への規制も厳しくなってるってホンマの話(出典:Google News)やけど、これ、料理で言うたら「お出汁」の加減みたいなもんやと思うねん。
自分勝手に振る舞うのは、せっかくの繊細な出汁にソースをぶっかけるようなもん。
「イートインスペースで座って味わう」のが、今の錦市場の粋な楽しみ方。
じっくり腰を据えて食うほうが、素材の味もよう分かるし、服にタレがつく心配もなくて一石二鳥やで。
伝統の味は「継ぎ足しの秘伝タレ」そのもの
錦市場を歩いてて感動したのは、やっぱりその歴史の深さやな。
何百年も続いてる店がザラにある。これって、鰻屋さんの「継ぎ足しの秘伝タレ」みたいなもんやんか。
新しい観光客向けのおしゃれな店もええけど、やっぱり老舗の貫禄は別格。
卵焼き一本、漬物一つにしても、積み重ねてきた時間が味の深みになってる。
大阪の「安くて旨い」とはまた違う、「守り抜かれた旨さ」に、おっちゃんの胃袋もカクシャクと襟を正した次第や。
結局、心もお腹も満たされるのが「一番の贅沢」
いろいろ言うたけど、結局は「美味しいもんを、ええ雰囲気で食べられる幸せ」に勝るもんはないわな。
混雑してるとか、ルールがどうとか、そんな難しい理屈よりも、一口食べた瞬間に「あ、生きててよかった」と思えるかどうか。
焼きたてのたこ焼きみたいにホクホクした気持ちで市場を後にする時、ふと思った。
観光客も地元の人も、みんなが「ごちそうさん」って笑顔で言える場所であり続けてほしいなって。
それが、錦市場っていう最高の一皿を、次世代に残すための隠し味になるんちゃうかな。
ほな、お腹空いてきたし、今日はこの辺で。
みんなも、マナーを守って美味しいもんたっぷり食べや!
「伝統は、守る人がおって初めて、最高のスパイスになるんやな。」