OBSERVATION
2026-06-30

台湾のゾンビたばこ騒動
先週、天満の商店街で煙草屋のおばちゃんと立ち話してたら、「最近、変な煙草が若いもんに流行ってる」って話になってな。そこから台湾の話になったんやけど、ちょっとシャレにならん現実がある。

要するにゾンビって何やねん

「ゾンビたばこ」っちゅうのは、一度規制されたのに形を変えて市場に戻ってくる電子タバコや加熱式タバコのことや。規制しても規制しても息を吹き返す——せやからゾンビや。

台湾では数年前から電子タバコが法律で禁止されとる。ところが地下に潜って、密輸品や模倣品が若者の間でバンバン出回っとる。発火事故や爆発事故が相次ぎ、死傷者まで出とるっちゅうから笑えん話や。

なんで禁止なのに広まるんか

禁止すればするほど「やばい・かっこいい」みたいなイメージが先走るんや。昔の日本でも未成年の喫煙が「ワルの象徴」みたいに扱われたやろ。それと一緒や。

しかも台湾の場合は政治的なしがらみも絡んどる。外国メーカーの製品を入れるかどうかで巨大な利権が動く話もあってな。禁止にしとけば国内の既存業者が守られる、みたいな構図もある。庶民には遠い話のようで、実は市場の歪みが生み出した産物やっちゅうことや。

大阪の話と地続きやで

「台湾の話やろ」って思うのは早計やで。

日本でも加熱式タバコの規制は年々厳しゅうなってきてる。密輸の電子タバコが若者に出回っとるっちゅう話は、大阪の繁華街でもちらほら聞く。ワイの知り合いの高校教師も「生徒が正体不明のリキッドを吸うてるのを見た」って困っとったわ。

規制の抜け穴をゾンビみたいに潜り抜けてくる商品というのは、台湾だけの問題やない。国境をまたいで届いてくるんや。

全然関係ない話やけど、昨日孫が遊びに来てな。スマホで何やら動画見ながら「じいじ、たばこってなんで吸うの?」って急に聞いてきてびっくりしたわ。ちょうど書いとる記事のテーマやったから苦笑いするしかなかった。

厳罰化だけじゃゾンビは死なんで

規制を強化するのは当然やとは思う。でもな、禁止するだけじゃゾンビは死なんのよ。

需要がある限り必ず裏ルートから戻ってくる。台湾も日本も、「なぜ若者がリスクを承知で手を出すのか」という根本に向き合わんと、いたちごっこが続くだけや。

厳罰化で問題が解決するなら、世界中でとっくに薬物問題も解決してるはずや。政治家が「俺がやった」と言いやすい「数字」のための施策に、庶民は何度も振り回されてきた。ワイは元記者として、そういうパターンを嫌というほど見てきたんやわ。

完璧な答えはワイにも出せん。ただ、規制の話が出るたびに「うちらの問題として考えてるか」を自分に問い直す習慣くらいは、捨てたくないと思っとる。

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