
パートの仕事と、再就職活動。正直、両立はなかなか大変で、選考に落ち続けた日は、まるで心にぽっかり穴が開いたみたいで。なんだか、自分だけがこの再就職の波に取り残されているような、そんな孤独感がじんわり広がる日もあるんだよね。
「私、これからどうなるんだろう…」って、不安が大きくなって、パソコン画面の文字が歪んで見えるような疲労感に襲われることもある。そんな時は、もう、ひとやすみするしかないって思うの。
梅田の雑踏を抜けて、歴史の重なり合う場所へ
「もう、ちょっと限界かも」。そうつぶやいて、私は梅田の雑踏の中へ飛び出した。人波にもまれると、余計に心がざわざわする。でも、私の足は自然と、あの場所へ向かっていた。
向かったのは、昔ながらの喫茶店。例えば梅田の地下街にある「喫茶サンシャイン」とか、ちょっと足を伸ばして「丸福珈琲店」なんかは、扉を開けた瞬間に、ふわっとコーヒーの香りが心を包んでくれるの。使い込まれた木のテーブルや、座り心地のいい革張りの椅子。どれもこれも、そこで過ごしたたくさんの人たちの時間を吸い込んでいるみたいで、なんだか心が落ち着くんだよね。
都会の喧騒が、遠い幻みたいに感じられる。ここでは、時間がゆっくり、とろとろと流れていくような感覚になるの。
六百円の贅沢と、自分を許すという練習
テーブルについて、モーニングセットを頼んだ。トーストとゆで卵、それに淹れたてのコーヒー。たった六百円くらいなのに、なんだかすごく贅沢な気持ちになれる。普段の慌ただしさから切り離されて、純粋に「好き」っていう気持ちだけで過ごせる時間。
一口コーヒーを飲むと、苦味の後にじんわりと温かさが広がって、ホッとするの。でもね、「こんな時に休んでていいのかな?」って、心のどこかで罪悪感がちらつく時もある。周りの人たちは、もっと頑張ってるんじゃないかって。
でも、この時間があるから、また頑張れるんだって、最近はそう思うようになった。これはサボりなんかじゃなくて、私にとって必要な「心の栄養」なんだって、そっと自分に言い聞かせるの。
そういえば、この前、娘が作ってくれたキャンプ飯を「お店みたい!」って褒めてくれた時も、じんわり温かい気持ちになったな。誰かに認められる嬉しさって、本当に心の支えになる。こうやって、自分の気持ちを整理する時間も、一人で生きていくための大切な知性だと思う。でも、この美味しいコーヒーを飲んで「あー、幸せ」って感じる、この小さな充足感も、今の私にはすごく大事なんだよな。
余談だけど、喫茶店へ向かう途中、道端の花壇で小さな蕾を見つけたの。まだ固く閉じてるけど、もうすぐ咲くのかなって。私も、いつか花開く時が来るかな。
雨上がりのような心持ちで、また明日へ
喫茶店を出ると、外の光がさっきよりずっとキラキラして見えた。どんよりしてた心の中が、少しだけ晴れたみたい。足取りも、なんだか軽くなる。
「まあ、次はどうなってもいいや」って、ちょっと開き直りにも似た、でもなんだか温かい気持ちが胸に広がる。自立への道のりは、まだ始まったばかり。未経験の分野に飛び込む怖さもあるけど、新しい地図を自分で描いていくような、そんな好奇心も湧いてくる。
この前、オンライン学習で新しい分野の動画を1時間見たんだった。そんな小さな一歩でも、積み重ねていけばきっと道になる。
焦らなくていい。少しずつ、私のペースで歩いていこう。
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