
この数ヶ月、私は副業に追われる日々でした。将来への不安から、何かを積み重ねなければ、と焦る気持ちばかりが先行して。けれど、気がつけば毎晩3時間もSNSの交流に時間を費やし、本業の疲れが取れないまま、無理をして副業の作業をこなしている自分に気づきました。
深夜の静けさと、消えた通知
先週まで、私の夜は絶え間ない通知音に支配されていました。副業仲間との交流、情報収集、そして「いいね」の数に一喜一憂する日々。それが、まるで自分の価値を測る基準のように感じられていたのです。承認欲求は、生きる上での大切な原動力だと分かっています。けれど、それがいつの間にか、私を疲弊させるものへと変わってしまっていました。
先日、ベランダの植物に水をやっていたときのことです。小さな鉢植えのハーブが、以前より少しだけ元気がなく見えました。水は毎日あげていたはずなのに。よく見ると、葉に小さな虫がついていて、せっかくの栄養を吸い取っているようでした。まるで、今の私の副業生活のようだと、妙に納得してしまったのです。
棚卸しという名の、人生の整理整頓
私はまず、副業のタスクをすべて書き出してみました。そして、愕然としました。時給換算で2,000円を下回るような受託案件が、意外にも多かったのです。それに、月額12,000円もするオンラインサロンに加入していたり、セールになるたびにプログラミング教材のUdemyを買い漁ったり。いわゆる「ノウハウコレクター」の状態でした。
「数をこなすのが王道」という言葉を信じ、がむしゃらに手を広げていた自分を、苦く思い出します。でも、その結果は月間の副業利益が3万円にも満たないという現実でした。労力と報酬が全く見合っていない。このままでは、身体を壊してしまう。そう思い、私は思い切って「引き算」をすることにしました。時給の低い案件は全て終了し、オンラインサロンも退会。そして、毎日3時間費やしていたSNSの交流も、一切やめることにしたのです。
余談ですが、先日、昔の友人と久しぶりに電話で話しました。彼女も私と同じように、何か新しいことを始めようと意気込んでいたのですが、結局「何から手をつけていいか分からなくて、結局何もできてないのよ」と。その話を聞いて、私も同じだったと痛感しました。あれこれ手を出す前に、まず「捨てる」ことの重要性をもっと早く知っていれば、と少し切なくなりましたね。
空白が教えてくれた、本当の贅沢
不要なものを手放した結果、私の副業の労働時間は週15時間から週3時間へと、実に80%も削減されました。これで利益が落ちてしまっては元も子もない、と不安もありましたが、驚くべきことに、利益は以前よりも15%増加したのです。
SNSの交流に費やしていた時間は、ブログ記事の質を高めることに集中しました。AIライティングツールのJasperを導入したことも大きかったですが、それ以上に、自分が本当に伝えたいこと、深く掘り下げたいテーマにじっくり向き合えたことが大きかったように思います。Google Analyticsのデータを見ると、ブログの更新頻度を週7回から週3回に落としても、読者の滞在時間は平均で2分15秒も伸びていました。
生まれた「空白の時間」は、私に心のゆとりと、身体感覚を取り戻させてくれました。デジタルな情報に埋もれるのではなく、自分の手で何かを作り出すことへの渇望が、静かに芽生え始めています。それは、効率だけを追い求めるのとは違う、もっと根源的な喜びのような気がするのです。
捨てて、選ぶ。50代からの、新しい時間の歩き方
副業戦略の修正は、私にとって人生の棚卸しそのものでした。がむしゃらに「足す」ばかりでは、本当に大切なものを見失ってしまう。50代になり、残りの人生で何を大切にしたいのか、誰とどのように生きていきたいのかを、改めて深く考えるきっかけになりました。
数をこなすことよりも、自分という軸を選び、一つ一つの質を高めること。それは、これから先、パートナーシップを築いていく上でも同じかもしれません。表面的な繋がりを増やすよりも、深く分かり合える誰かと出会うために、まずは自分自身を整えること。そうすることで、これからの出会いも、より豊かなものになる予感がしています。
『東京サバイバル・フリーランス』への移行は、まだ道の途中ですが、この「引き算の思考法」を武器に、私はこれからも自分の人生を丁寧に歩んでいきたいと思っています。この静かな確信が、未来の私を支えてくれるでしょう。
🛒 関連のおすすめ商品
- 副業 (市場で最安値を探す)
- タイムマネジメント (市場で最安値を探す)
- 自己啓発本 (市場で最安値を探す)