夕食の片付けを手伝ってくれていた娘が、ふと尋ねてきた。最近、新しいことに挑戦するのが楽しいみたいで、週末の計画を立てるのが娘のブームになっている。私も「そうだね、どこか面白いところないかな」なんて言いながら、心の中では、もっと色々なこと、例えばずっと温めているアイデアを形にできたら、どんなに楽しいだろうって考えていたんだ。
一歩が重い日もある
頭の中には、あれこれやりたいことがたくさんある。例えば、この前成功したキャンプ飯みたいに、娘が喜ぶような新しい料理に挑戦したいとか、Pythonを勉強して、もっと実用的なものを作ってみたいとか。でも、アイデアは浮かぶのに、いざ「さあ、やろう!」ってなると、途端に足がすくんでしまうことがある。完璧な計画を立てなきゃって思って、あれこれ調べているうちに、結局何も手につかないまま時間だけが過ぎていく。まさに「漠然とした不安と停滞感」ってやつだ。
そんな時、ふと目にしたのが、漠然としたアイデアを動かすための「3つの質問」という話だった。なんだか、今の私の心境にぴったりで、思わず読み込んでしまった。
「何のため?」が大事
最初の質問は、「目的は何か?」だった。
「なぜやるのか?」を5W1Hで明確にするんだって。これ、すごく納得できた。例えば、この前のキャンプ飯の時も、「娘に『お店の味みたい!』って言ってもらいたい」っていう明確な目的があったから、レシピ選びから試作まで、すごく楽しく進められたんだ。
もしあの時、「なんか美味しいもの作りたいな」くらいの漠然とした気持ちだったら、きっと途中で飽きてしまっていたと思う。目標を「売上20%向上」とか「顧客満足度スコア4.5点以上」みたいに具体的にすると、計画のブレがぐっと減るらしい。なんだか、銭湯のロッカーに荷物を預けるみたいに、ちゃんと鍵をかけて場所を確保する感覚に近いかもしれない。どこに何を置いたか明確だから、後で迷わない。
小さな「最初の一歩」
二つ目の質問は、「最初の5分で何をするか?」だった。
これを聞いて、ハッとした。完璧な計画を立てるよりも、最初の行動を「たった1分」で完了できるレベルまで細分化する方が、成功率が30%も高いらしい。多くの人は完璧な計画に時間をかけすぎて、結局行動に移せないって。まさに私のことだなって苦笑いしてしまった。
Pythonの学習を始めた時も、最初は「実行環境をセットアップする」という小さな一歩から始めたんだ。まさか「Hello World」を表示させるだけで、あんなに達成感があるなんて思わなかったけど、あの小さな成功体験が次のステップへの大きなモチベーションになったのは間違いない。
娘が新しいパズルに挑戦する時も、「まずは端っこから探してみよう」とか「同じ色のピースを集めてみよう」とか、私が声をかけることがある。それと一緒で、大きな目標も、まずは「関連書籍を1ページ読む」とか「専門家 佐藤さんにメールを送る」とか、本当に小さな一歩から始めるのが大事なんだね。心理的なハードルが70%も下がるって聞いたら、もうやるしかない!
誰かの笑顔を想像
そして、最後の質問が「誰に、どのような価値を提供するのか?」だった。
アイデアの新規性や独創性も大事だけど、「誰かの具体的な課題を解決するか」という視点の方が、事業としての成功に90%以上寄与すると言われているんだって。奇抜さばかりを追求する必要はないって聞いて、なんだか肩の力が抜けた気がした。
キャンプ飯も、娘が喜んでくれる顔が見たかったから頑張れたし、Pythonも、いつか誰かの役に立つようなツールを作れたらいいな、という思いがある。ターゲット顧客層を「20代後半のビジネスパーソン」とか、ニーズを「キャリアアップ支援」みたいに具体的にすることで、市場適合性が50%も向上するらしい。これって、電車の回数券を例にすると分かりやすいかも。特定の区間を何度も利用する人に、お得な回数券を提供する。誰が、何を求めているか、明確だからこそ、価値が生まれるんだ。
そういえば、最近ベランダで育てているハーブがすごく元気で、料理に使うのが楽しみなんだ。ミントを摘んでハーブティーにしたり、バジルをパスタに入れたり。誰かに喜んでもらおうとか、そういう大げさなことじゃなくても、自分が育てたものを美味しく食べるって、ささやかな幸せだよね。
私の次の挑戦
この3つの質問を自分に問いかけてみたら、漠然としていたアイデアが、少しずつ輪郭を帯びてきた気がする。
「目的は何か?」
「最初の5分で何をするか?」
「誰に、どのような価値を提供するのか?」
この質問たちを胸に、また新しい一歩を踏み出してみようと思う。完璧な計画じゃなくていい。まずは、ほんの小さな一歩から。その先に、きっと誰かの笑顔や、私自身の達成感が待っているはずだから。