実録】体力低下に抗う登山者の足掻き。難所を突破するための極限まで削ぎ落とした持ち物

【実録】体力低下に抗う登山者の足掻き。難所を突破するための極限まで削ぎ落とした持ち物

今朝、ベランダで淹れたてのコーヒーを啜りながら、ふと自分の登山の記録を見返してたんや。最近どうも、昔みたいに重いザックを背負って山を歩くのがしんどくなってきてな。若い頃はなんともなかったコースで、息は切れるわ、足は上がらんわ。「歳には勝てへんのか」なんて寂しい気持ちになることもあったんやけど、諦めるのはまだ早いよな。

重いザックは、ただの「不安」の塊やで

若い頃は「万が一」を考えて、予備食料から何から、とりあえず全部詰め込んでた。でも最近は、その「保険」という名の荷物が、自分の体力を削り取る一番の敵だと気づいたんや。

特に50を超えてからは、ザックの重さがダイレクトに体に響く。以前なら軽々と越えられた北アルプスの稜線で、立ち止まる回数が増えた。結局、不安を詰め込めば詰め込むほど、体力が奪われて、逆にリスクを増やしてることにようやく気づいたんや。山で一番大切なのは、装備の量やなくて、自分の体力とギアのバランスを「今の自分」に合わせることやと痛感してる。

大キレットを切り裂く、8.2kgの選択

そこで思い切って、装備をゼロベースで見直すことにした。結果、北アルプス大キレットを突破した時の総重量は8.2kgまで削れたんや。

一番の肝は、Hyperlite Mountain Gearの『2400 Southwest』に変えたこと。40Lで本体が880gと驚異的に軽い。これだけでベースウェイトを2.4kgも減らせた。あと、レインウェアもGORE-TEX SHAKEDRYに変えたんやけど、これが210gしかない。1kg減らすだけで、心拍数が毎分3〜5拍も下がるんやから、そら疲労の蓄積も変わってくるわ。軽さは、そのまま安全に繋がるんやと実感した瞬間やった。

カロリーは「グラム」で管理する時代

「予備食は2日分持つのが鉄則」なんて昔の常識やと思ってな。マグオンやパラチノースを駆使して、必要なカロリーを徹底的に計算した。ナッツをボリボリ食べるより、効率的に摂取する方が胃腸の負担も少ない。

余談やけど、この前、娘と一緒にベランダで燻製を作って食べたのがすごく美味しくてな。煙の匂いに誘われて起きてきた娘が「めっちゃ美味しい!」って笑ってくれたのが嬉しくて、つい顔がほころんだわ。あんな些細な時間が、山へ向かう活力になるんやから不思議なもんやな。

カロリー計算をして荷物を減らすことは、ただの節約やない。荷物が軽いからこそ、落石のリスクがある場所でもサッと動ける。Black Diamondの『ベクター』みたいなヘルメットで頭を守れば、心理的な余裕も生まれて、通過時間だって過去の平均より短縮できたんや。

それでも山に登り続けるための足掻き

もちろん、無茶をした代償はでかい。下山した翌日は、仕事に行くのも辛いくらい強烈な筋肉痛が待ってる。階段を降りるたびに「もう若くないな」と苦笑いするんやけど、不思議と嫌な気はせぇへん。

今の自分に合わせたギアを選び、科学的に行動を組み立てていく。そうやって「軽快さ」を取り戻すたびに、山がまた少しだけ近く感じられるようになるんや。体力は落ちても、知恵と技術で補えば、まだ見たことのない景色を拝めるはずや。

皆さんは、重い荷物とどう向き合ってますか?「これだけは削れない」っていうこだわりがあるなら、ぜひ教えてほしいわ。また次の山で、新しいギアの感触を確かめに行こうと思ってる。

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