こんな風に、季節が移り変わるたびに、私自身の心の中にも、ちいさな波が立つんです。このままでいいのかな、何か新しいこと、始めてみたいなって。47歳、パートで再就職活動中の私。この揺らぎは、きっと、私だけじゃないですよね。将来のこと、お金のこと、一人で生きていくこと。漠然とした不安が、たまに胸の奥にポロポロとこぼれてくる日もあります。でも、そんな心が折れそうな日があっても、いい。大丈夫、焦らなくていいんだよって、自分にそっと言い聞かせているんです。
最近ね、そんな心の波の中で、ふと頭に浮かんだのが「大阪で一人モーニング、行ってみようかな」っていう、ちいさな、でもきらきらしたアイデアだったんです。
迷路のような喫茶店リストと、私の心に巣食う小さな不安
「一人モーニング」なんて、今まで考えたこともなかったのに。スマホを開いて、大阪のレトロ喫茶を検索し始めると、もう止まらなくて。まるで宝探しみたいに、キラキラした情報が目に飛び込んできます。
「純喫茶アメリカン」「丸福珈琲店」「喫茶Y」…どれもこれも、素敵な佇まいで、写真を見ているだけで、珈琲の香りがふわっと漂ってくるような気がして、胸が高鳴りました。でも、同時に、ちょっとした不安も、もやもやと湧いてきてしまって。
だって、お店がありすぎて、どこを選べばいいか分からないんです。せっかくだから、本当に「ここにしてよかった!」って思える場所に行きたいじゃないですか。失敗だけはしたくないなって、つい慎重になっちゃうの。
それにね、やっぱり「一人で行くのってどうなんだろう?」っていう気持ちも、正直あるんです。お店の雰囲気になじめるかな?周りのお客さんから浮いてしまわないかな?って、考え出すと、胸の奥がキュンって締め付けられるような、ちいさな不安が顔を出します。
でも、調べていくうちに、ちょっとだけホッとする情報も見つけました。大阪のレトロ喫茶って、意外と一人で来てるお客さんも多いみたいで、平均40%もの人がソロ活を楽しんでいるって書いてあって。しかも、開店直後の午前8時台なら、比較的空いているお店が多いんだとか。土日は午前9時を過ぎると、平均20分以上待つところも多いって聞いて、「よし、それなら早起き頑張ってみようかな」って、ちょっとだけ前向きになれました。
余談だけど、この前、娘が作ってくれたキャンプ飯がね、もうお店みたいに美味しくて!「これ、お店レベルだよ!」って褒めたら、照れながらも嬉しそうな顔をしてたのを見て、私もすごく温かい気持ちになったんです。誰かのために頑張るって、本当に素敵なことだなぁって。私も、誰かにとって、そんな存在になれたらいいのになぁ…なんて、ふと、そんなことを思ったりもしました。
珈琲の香りを探して、見つける「私」の現在地
たくさんお店がある中で、私が最終的に「ここだ!」って心を決めたのは、やっぱり「純喫茶アメリカン」でした。あの、なんとも言えないレトロな佇まいと、名物の分厚いホットケーキの写真に、もう一目惚れしちゃって。
「なぜ、今、一人で大阪までモーニングを食べに行くんだろう?」って、自分に問いかけてみたんです。そしたらね、ただ美味しいものを食べたいだけじゃなくて、きっと、「自分だけの時間」が欲しかったんだなって、じんわりと心に響いてきました。誰にも気兼ねなく、ただただ、自分のためだけに、ゆったりと過ごす時間。それは、私にとって、新しい一歩を踏み出すための、大切な「自分を労わる時間」になるんじゃないかなって。
純喫茶アメリカンなら、名物のホットケーキセットが平均1,300円くらいで、提供まで約15分。そして、開店から30分以内に入店すれば、ほぼ待たずに席に着ける確率が80%を超えるって情報も、私を後押ししてくれました。ホテルモーニングの半額くらいで、こんな素敵な時間を過ごせるなら、すごく贅沢な気分になれそうじゃないですか。
一人で生きていける自分になりたい。そのためには、もっと論理的に物事を考えて、新しい知識を身につけて、行動していくことが必要だって、頭では分かっているんです。でも、それと同じくらい、自分の心が「これだ!」ってときめくものを見つけて、それを自分の手で実現していく経験も、私にはすごく大切なんだなって。この「一人モーニング計画」は、まさにそんな、心と頭のバランスを取りながら進める、私らしい自立への小さな一歩なのかもしれません。
ちょっと怖い気持ちもあるけれど、それよりも、どんな景色が待っているんだろうっていう、ちいさな高揚感が、今は胸の中にふわふわと広がっています。
まだ見ぬ朝の、静かな予感と、私のこれから
来月、大阪の街を一人で歩いて、あのレトロな喫茶店の扉を開ける日が、今からもう、待ち遠しくて仕方ありません。まだ体験していないのに、この計画を立てたこと自体が、なんだかもう、私の心の栄養になっているみたい。完璧なモーニングじゃなくても、きっと、そこで過ごす時間は、私にとってかけがえのないものになるはず。
人生の後半戦って、不安なことばかりじゃない。むしろ、自分だけの時間や、新しい「好き」を見つける、絶好のチャンスなのかもしれないって、最近、しみじみと感じています。孤独や迷いは、きっとこれからも、私の人生のどこかで顔を出すでしょう。でも、そんな気持ちをそっと抱きしめながら、それでも、ほんの少しずつでも、前に進んでいくこと。それが、きっと、私らしい「自立」なんだなって。
あなたにとっての、まだ見ぬ「朝」は、どんな景色だろう?焦らなくていい。少しずつ、あなたのペースで、心ときめく小さな一歩を、一緒に見つけていこうね。☕️🌿✨