承認欲求で稼ぐSNSの正体

通知の海で溺れる夜の正体

深夜二時、寝室の電気を消して布団に潜り込んでも、スマホの青白い光だけが私の顔を照らしてる。ピコン、って小さく通知音が鳴るたびに、心臓がキュッて跳ねるの。この瞬間だけは、私が誰かに必要とされてる気がして、なんだか麻薬みたいにやめられないんだよね。

画面の向こう側の知らない私

本当の私は、夫が隣の部屋で眠りにつく音を聞きながら、冷めた食卓の片付けをしてる平凡な35歳。でも、スマホの中の『裏垢の私』は、誰かの言葉に過敏に反応して、過激な本音を呟いては反応を待つだけの「空っぽな誰か」になってる。

さっき食べたコンビニの新作スイーツが美味しくて、写真に撮って載せようか迷ったんだけど、結局やめた。今の私の投稿って、共感してもらうための「ネタ」を探す作業になっちゃってる。あーあ、また寂しくてやっちゃったな…なんて思いながら、今日もまた顔も知らない誰かの「いいね」を数えてるの。

エサを待つだけの私

誰かからの賞賛って、本当に甘くて怖い。もっと反応が欲しいから、写真を少し加工してみたり、わざとらしく辛口なことを言ってみたり。まるで、誰かから投げられるエサを首を長くして待つ犬みたい。

反応が途絶えた瞬間に来る、あの底なしの孤独感って言ったら…ゾッとする。写真の中にしか残っていない「キラキラした私」を見てると、リアルな自分の顔がどんどんわからなくなってきて、胸がズキッて痛むんだよね。これって一体、何のためにやってるんだろう?💭

静けさの中の初めての朝焼け

昨日、ふとラジオから誰かがSNSで成功して注目されてるっていう話が流れてきて、なんだか急に胸が冷たくなったの。みんな何かを必死に積み上げてるのに、私はただ、誰かの評価という砂の城を作って壊してを繰り返してるだけなんじゃないかって。

そんなことを考えていたら、ふとスマホを裏返したくなって。そのままテーブルに置いて、久しぶりに夜明けの静けさを眺めてみたの。画面が光らない部屋で、自分の心拍の音だけが聞こえる。なんだかすごく怖かったけど、同時に、呼吸が少しだけ深くなるのを感じたんだよね。✨

自分の輪郭を取り戻すために

余談だけど、最近スーパーで見かけた真っ赤なトマトがすごく綺麗で、思わず立ち止まっちゃった。別に誰に見せるわけでもないのに、心が少しだけ動いたの。それって、久しぶりに「私」として世界を感じた瞬間だったのかもしれない。

結局、SNSっていう鏡を覗き込んでも、そこに映るのは自分が望む「誰か」でしかない。私はもう、誰の称賛も受け取らなくていい。夫との冷めた関係も、まずは自分自身を認めてあげるところから変えていこうかなって、今はそんなふうに思ってるよ。

何者でもない私に戻るのって、なんだか冷たくて、でもすごく温かい感覚。これからは、画面じゃなくて自分の足元をちゃんと見て歩きたいな。

皆さんは、ふと自分の足元がどこにあるのか分からなくなるような夜って、ありますか?私だけじゃないよね。

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