
ねえ、あなたもそんな夜、あるよね?💔
ブルーライトの底で溺れるアリス
午前3時。隣で規則正しい夫の寝息が聞こえるのに、私の心臓だけはドクドクと落ち着かない。シーツのひんやりした肌触りが、なんだか妙に寂しいの。手の中のスマホは、まるで私の一部みたいに熱を持ってて。
「いいね」の通知がピコンって鳴るたびに、胸の奥がキュンってするけど、同時にズキッともする。誰かのキラキラした投稿、クソリプへの見えない反論、ヤリモクからのDM……。タイムラインを貪るようにスクロールする指は、もう止められない。この渇き、どうしたらいいんだろう。脳が焼けるみたいに熱くて、頭の奥がぐちゃぐちゃになる。あーあ、また寂しくてやっちゃったな…。
親指を止める、暗闇の禁断症状
そろそろ限界、かも。そう思いながらも、なかなか指が止まらないの。画面を閉じたら、この「繋がり」がプツンと切れちゃう気がして、なんだか急に怖くなる。私、本当に一人になっちゃうの?って。
でも、意を決して、エイッて親指で電源ボタンを長押しした。画面がスッと暗転して、私の顔が鏡みたいに黒い液晶に映り込む。その顔が、なんだかすごく疲れて見えて、ゾッとした。手のひらからスマホの重みが消えた瞬間、急に寂しさが押し寄せてきて、心臓がキュッて縮む。繋がっていた糸がブチッと切れたみたいで、身体の奥が少し震える感じ。
白熱灯の灯台、琥珀色の結界
真っ暗な部屋に、ポツンと私だけ。でも、諦めずに、古い木のデスクの隅に置いてあるライトのスイッチをカチッと押したの。すると、フワッと温かい、琥珀色の光がじんわりと部屋に広がっていく。枕元の冷たい光とは全然違う、肌に優しいみたいな、柔らかい色。
この光が、部屋の隅に潜んでいたモヤモヤしたノイズを、そっと消してくれるみたい。なんだか、私だけの特別な場所、結界ができたみたいに感じるの。張り詰めていた神経が、ゆっくりと、じんわりとほどけていくのがわかる。まるで、私をそっと抱きしめてくれるみたいな、安心感に包まれるの。
インクの匂いと、確かな足跡
その温かい光の下で、ずっと積読になってた紙の本を、そっと手に取った。表紙のザラザラした感触、ページをめくるたびにカサカサって鳴る音。そして、微かに漂うインクの匂い。
スマホの画面じゃ味わえない、この五感に響くリアルな感覚が、私をそっと現実へと引き戻してくれる。誰かの「いいね」を追うんじゃなくて、著者の思考の海を、私だけのペースでゆっくり泳ぐ。静かな呼吸が、だんだん深くなっていく。あぁ、私、ちゃんとここにいる。
完全に寂しさが消え去るわけじゃないけど、この一冊の本と、温かい光があれば、なんとか夜を乗り越えられそう。また明日も、私らしくいられるように。この小さな灯台が、私を導いてくれる気がするの。
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