HHKBとSwitchBotでデスク電源を自動化

午前2時の静寂と、指先に残るHHKBの余韻

午前2時の大阪の静寂の中で、私のデスクにはHHKBの乾いた打鍵音だけが響いています。この独特な、沈み込むような心地よい感触を求めて、私は夜な夜なここに座ってしまうのです。

誰に見せるわけでもないこのデスクという領域。私にとって、ここは単なる作業場所ではありません。自分の中の思考を整理し、形にするための、唯一無二の聖域なのです。

指ロボットという名の小さな革命

最近、デスク周りの環境構築に少しばかり頭を悩ませていました。仕事に取り掛かる前、デスクの電源スイッチを一つずつ押していくあの儀式。あれがどうも、今の私にはノイズに感じられたのです。

集中力を高めようと椅子に深く腰を下ろした直後、物理的なスイッチを探して手を伸ばす。その瞬間に、研ぎ澄まされようとしていた意識が、日常の「面倒くさい作業」に引き戻されてしまう感覚。どうにかならないかと考えていた時に、ふと思い浮かんだのが「指ロボット」でした。

不格好で、少し無骨な小さな機械。これをデスクの物理スイッチに貼り付ける作業は、まるで少年の頃に戻ったような高揚感がありました。何度も位置を調整し、確実なクリックができるか試行錯誤する。このアナログな調整の時間が、なんとも言えず愛おしいのです。

デスクが私を待ち構えている

調整が完了してからは、デスクの風景が一変しました。私が椅子に座り、ある特定の合図を送ると、デスクの電源が次々と息を吹き返します。

カチッ、カチッという小さな音とともに、間接照明が灯り、モニターが静かに目覚める。まるでデスクという空間そのものが、私の到着を待ち構えていたかのように。

以前は、電源を入れるという「動作」が作業の始まりでしたが、今は違います。座ったその瞬間から、空間が私を迎え入れてくれる。この没入感は、効率化といった言葉では片付けられない、自分自身の手で環境を支配し、最適化できたという深い満足感なのです。

このスイッチの先に、何が待っているのか

今回の自動化は、あくまで一つの通過点に過ぎません。デスクのスイッチを制御したことで、逆に「次は空間の空気感そのものをどうコントロールしようか」といった新たな問いが生まれました。

デスク周りの環境をより精緻に、自分にとって心地よい状態へと育てていく。この執着心こそが、フリーランスエンジニアとして日々を生き抜くための燃料なのかもしれません。

今のデスクには、まだ改善の余地が残されています。次に手を加えるなら、照明の明度か、あるいは環境音の制御か。こうした小さな試行錯誤を繰り返しながら、自分の聖域はさらに深まっていくのでしょう。

皆さんは、自分の作業環境の中で「ここがどうしても変えたい」という、ささやかなこだわりはありますか。

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