調べて分かったのは、「無料で話せる」と言える根拠は意外に少ないということです。以下、確認できた事実と、確認できなかったことを分けて書きます。
ChatGPT音声モードは数字が見つからなかった
今回の一次情報には、ChatGPT音声モード単体の料金も利用上限もありませんでした。調査メモ自体も137字しかなく、音声モードの無料枠に関する記載はゼロです。
そのため、「ChatGPT音声モードは無料で練習できる」とは書けません。これは未確認事項として扱います。
一方で、英会話アプリの「enja AIトーク」は公式サイトで「ChatGPTの生成AIや音声認識技術など」を導入していると説明しています(enja公式サイト](AI英会話アプリ enja AIトーク - スピーキング・英語学習))。ただ、どの処理がGPTなのかは書かれていません。アプリ経由で使う場合と、ChatGPTを直接使う場合の違いは、現時点では比べられないということです。
enjaは月650円、回数無制限と書いてある
[enja公式サイト](AI英会話アプリ enja AIトーク - スピーキング・英語学習)では、月額650円で7日間の無料体験があると案内されています。FAQには「回数・時間ともに制限はありません」との記載もあります。キャラクターは5人から選べて、英語ニュースは月〜金に配信されます。1日5〜10分の練習を想定した設計です。
ただし、無制限という言葉には前提があります。FAQには「Wi-Fiやインターネット環境が不安定だと、マイクに斜線が入り、音声が認識されない場合があります」と書かれています。オフラインで使えるのは一部のコンテンツだけです。
寮や単身者向けの部屋で電波が弱ければ、無制限の恩恵は受けにくくなります。これは筆者の見立てですが、練習場所は「Wi-Fiが安定した部屋」に決めておくのが現実的だと思います。
安さの中身は機能の差で見る
同じ一次情報の比較記事([スキルアップ研究所)では、Talkfulの1年プランは1,650円/月(合計19,800円)と書かれています。月額の差は1,000円です。
この差を何で埋めるのかが大事です。比較記事では、Talkfulは0.75倍速の再生や4段階のレベル、学習記録の見返しを挙げています。一方、enjaの公式ページには発音採点や学習記録の記載は見当たりませんでした。
筆者の見立てとして、enjaは「話す量を確保する道具」、Talkfulは「発音や振り返りの質を見る道具」と役割を分けると判断しやすいと思います。
7日間の罠は解約手順にある
無料体験は、ストアの課金設定を確認しておかないと、そのまま課金につながります。enjaの公式ページには、iOSは「設定→Apple ID→サブスクリプション」、Androidは「Google Playストア→お支払いと定期購入」で解約する手順が書かれています。キャンセル後も次の課金日までは使えるとのことです。
比較記事では、AI英会話スピークバディの無料体験は3日間で、Android版は自動課金があるため期間内の解約が必要だと書かれています。Duolingoの有料版の無料体験は、同じ記事の中でも「2週間」と「7日間」の両方が出てきます。ここは一次情報どうしが食い違っているので、アプリ側の表示で確認するしかありません。
認知症の数字は一度疑う
比較記事には「二言語を使用する人は認知症の発症が平均4.5年遅れる」という研究が「2013年、インド」のものとして紹介されています。ただ、記事内には論文名や著者、掲載誌の記載がありません。
また、この記事自体に「プロモーションが含まれています」と明記されています。筆者の見立てとしては、原典を確認できるまで、効果の根拠としては使わないほうが誠実だと考えます。
明日からの一手
結論から言うと、50代の一人練習の現実解は「enjaで毎日5〜10分、口を動かす量を確保する」ことだと考えています。発音の細かいチェックは、Talkfulの7日間無料体験で別に確かめる。その順番が、費用と手間のバランスとして私には合いそうです。
明日やることは三つです。練習場所のWi-Fiが安定しているか確認する。enjaの無料体験を始めるときに、解約日をカレンダーに入れる。そしてChatGPT音声モードの料金と上限を、公式の案内で確かめる。最後の項目は、この一次情報だけでは書けなかった部分なので、次回はそこから調べ直します。