
家族に好評だったキャンプ飯、手書きノートにまとめてみようと思った
おまけに、レシピをメモしたはずのデジタル画面はスクロールするうちにどこかへ消えてしまい、あの味を完全に再現する手がかりが見つかりません。家族の期待に応えたいのに、肝心の情報が手元にない焦りを痛感しました。
スマホが油で汚れる夜
家族4人でのキャンプは楽しいものでしたが、帰宅後の現実はいつもバタバタしています。スマホの画面でレシピを見ながら調理するのは一見便利に見えますが、いざ肉や野菜を触った手で触ると、すぐに画面が汚れてしまいます。
夫や子供たちから「またあの料理が食べたいね」と言われるたびに、冷や汗が出る思いをしていました。検索しても当時の検索履歴が埋もれてしまい、同じ美味しさにたどり着けないもどかしさが募ります。
10分ローストポークのコツ
あのキャンプで家族に大好評だったのは、スキレットで作る10分ローストポークでした。調理の工程はできるだけシンプルに、3ステップ以内に絞ることで、現地でも慌てずに作ることができました。
具体的には、豚ブロック肉にフォークで穴を開け、ニンニク小さじ1と塩コショウをすり込んでスキレットで焼き、アルミホイルに包んで余熱で火を通すだけです。このとき、アルミホイルを2重に敷いておいたおかげで、現地での洗い物時間を約50%短縮することができました。
測量野帳を開くアウトドア
電波の届かない不便なアウトドア環境では、スマートフォンの画面よりも紙のノートの方が圧倒的に頼りになります。そこで使い始めたのが、コクヨの『測量野帳』という黒い表紙の小さなノートです。
この測量野帳は耐水性に優れているため、突然の雨や調理中の油ハネで紙がふやけることがありません。さらに、次回の買い出しロスを無くすために、ニンニクやオリーブオイルなどの調味料をジップロックMサイズに小分けした際の総重量も一緒に書き込んでおきました。
我が家の味を未来に残す
実際に手書きで記録を残すようになってから、驚くような変化がありました。測量野帳を見返しながら調理すると、1ヶ月後のレシピ再現率が約35%も向上したのです。
ノートに残った小さな油ジミや、急いで走り書きした文字さえも、我が家のこれまでの歴史の証のように思えてきます。限られた家計や忙しい日々のなかで、こうした手書きの温もりを形にして残すことは、私にとって小さな誇りであり、次の週末への静かな楽しみになっています。
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