私もつい先日、SNSを眺めていたら、そんなモヤモヤにスッと光を当てるような「山の歌」という短い詩に出会ったんだ。最初は「また誰かのポエムかな?」なんて軽く見てたんだけど、読み進めるうちに、なんだか胸の奥がじんわり温かくなってきて。
SNSで見つけた詩
その詩は五七五のリズムで、どこか懐かしい響きがあった。
「峰霞む 遠き記憶は 夢の中」
この句を読んだ時、真っ先に思い出したのは、子供の頃に家族と行ったキャンプのこと。もう何十年も前のことだけど、焚き火の匂いとか、満点の星空とか、その時のワクワクした気持ちが鮮明によみがえったんだ。普段は仕事や日々のタスクに追われて、そんな遠い記憶なんてほとんど意識しないのにね。
忘れかけてた記憶
特に心に刺さったのが、この二番目の句だった。
「朝露に 光る想いや 山桜」
朝露って、すごく小さいのに、太陽の光を浴びてキラキラ輝くじゃない? それが、忘れかけていた「想い」に例えられてて、ハッとしたんだ。忙しさにかまけて、日常の小さな幸せとか、心にしまってある大切な思い出とか、見過ごしてないかなって。
例えば、朝、ベランダの植物に水をやってる時、葉っぱについた水滴が朝日を反射して虹色に見える瞬間があるんだけど、まさにあの感じ。そんなささやかな美しさにも気づかないくらい、私は心の余裕をなくしてたのかもしれない。失くしたと思っていたものは、実は心の中にずっとあったのかもしれない。
心に響く五七五
詩はさらに続く。
「小鳥跳ね 弾む声して 道拓く」
「谷渡る 風は変わらず 子守唄」
小鳥がピョンピョン跳ねて、楽しそうにさえずる声って、それだけで心が軽くなるよね。なんだか、閉じこもりがちな自分に「さあ、次の一歩を踏み出してみなよ」って、優しく語りかけてくれてるみたいだった。
そして、故郷の風を子守唄に例えるなんて、なんて素敵な表現なんだろう。私には特定の「故郷」と呼べる場所はもうないんだけど、それでも、この句からは、変わらないもの、ずっとそこにある安心感みたいなものが伝わってきた。それは、幼い頃に母が歌ってくれた歌だったり、学生時代に友達と語り合った秘密基地だったり、人それぞれ違うかもしれないけど、心の中には必ず「変わらない場所」があるんだなって。
ふと、日常の中で
これ全然関係ないんだけど、最近、週に3回は近所の公園を散歩するんだけどさ。スマホの待ち受けを、前に登った山の写真にしたんだ。空気が澄んでて、遠くまで見渡せるあの景色がすごく好きで。そういう景色を見ると、なんか心が洗われる気がするんだよね。この「山の歌」を読んでから、その写真を見るたびに、また違った気持ちで眺めるようになった。
「失くした」んじゃない
詩の最後に、こんな言葉があった。
「雲晴れて 新しき陽は 尾根照らす」
「失くしたと思っていた場所は、実は消えてなどいなかったのかもしれない。」
この言葉が、すごく腑に落ちたんだ。物理的な故郷がなくても、そこに帰る道が閉ざされていても、心の中にある大切な記憶や感情は、決して失われるわけじゃない。ただ、日々の忙しさの中で、その存在を忘れかけていただけなんだなって。
新しい陽が尾根を照らすように、心の中の故郷も、いつだって私たちを照らしてくれる。それは、過去の思い出だけじゃなくて、未来への希望にも繋がるんだと思う。例えば、毎朝10分だけ窓の外を眺める時間を作るとか、昔好きだった音楽を聴いてみるとか、日記をつけ始めてみるとか。そういう小さな積み重ねが、心の故郷を再発見するきっかけになるのかもしれない。
あなただけの歌
この「山の歌」を読んで、改めて思ったんだ。大切なのは、物理的な場所じゃなくて、心の中で何を大切にしているか、ってこと。
あなたにとっての「心の故郷」は何ですか? 忙しい毎日に、ちょっと立ち止まって、心の中の故郷を探してみませんか? きっと、あなただけの「山の歌」が見つかるはずだよ。
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