ブログで募集を始めてみたら、提案資料より先に整えるべきものがあった

昨日、スーパーで特売の卵を買うのを忘れた。
あんなに張り切って出かけたのに。
仕事のことばかり考えていると、こういう単純なミスをする。

資料作成の泥沼

1ヶ月かけて作った、渾身のAI導入提案書。
20ページもあった。
自信満々でブログで募集を始めた。

3日間、問い合わせはゼロだった。
私の指はインディードの画面上で止まま。
落胆というより、何が起きているのか分からなかった。

成約率8倍の真実

冷静になって、あるデータに目が留まった。
アメリカの調査らしいが、複雑な提案書を読む顧客は20%以下。
逆に、簡潔な「成果指標」を確認する顧客は80%を超えるという。

顧客は私の資料ではなく、自分の未来に関心がある。
そう気づいてから、募集文を変えた。
専門性を長々と語るプロフィールはやめた。

代わりに、わずか3行の「顧客の声」を入れた。
実績数値を、これでもかと具体的に。
「作業時間が週10時間減った」というクライアントの推薦文を3件。

見栄えの良いPDFよりも、A4用紙1枚の成果指標。
「月額30万円で得られる具体的な成果(コスト30%削減など)」を提示した。これで成約率が8倍になったという話も、今なら信じられる。

15個の入力項目の罠

余談だけど、申込みフォームも Typeform で作り込んでいた。
入力項目は15個。
顧客のことを知るためには必要だと思っていた。

これも、項目を1つ減らすごとにコンバージョン率が約10%向上する傾向があるらしい。「名前・メール・相談内容」の3個に減らした。
直後、2件の相談が来た。

価格も「個別見積もり」とは書かない。
BtoBサービスにおいて、価格明記と比較して問い合わせ率が平均40%低下するというデータもある。
「初期費用10万円、月額20万円(最低3ヶ月)」と明記した。
これで予算感の合う顧客だけが、効率的に集まる。

コードを捨てる

「まずは完璧な提案資料を作れ」。
この通説は、ブログ募集においては逆効果かもしれない。
顧客(特に経営者)は技術の仕組みよりも、ビジネスインパクトしか見ていない。

「誰に売るか」の視点。
高い技術力よりも、顧客に響く「伝え方」と「受け皿」。
それを先に整えること。

完璧を目指す前に、まずは問い合わせのコンバージョンを狙う。
泥水をすする前に、まずは受け皿を作る。
この事については、今後もチェックしていきたい。

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