
その姿を見て、ふと思ったんです。私たち夫婦も、いつの間にかこんな風になってたっけ?
恋は身体から始まるって、ホント?
「恋は心より先に、身体に見つかる」。これ、妙に納得しちゃったんですよね。若い頃って、好きな人の前だと、無意識に背筋が伸びたり、視線が泳いだり。まさに、身体が先に「恋してるよ!」ってサインを出してる感じ。
でも、結婚して20年も経つとどうでしょう?背筋が伸びるのは、ぎっくり腰になりそうな時か、猫背を指摘された時くらい。視線が泳ぐのは、晩ご飯のメニューに困った時くらいで。
もう、身体が「恋してる」なんてサイン、どこにも出てないんじゃないの? と、うちの夫を見てツッコミたくなっちゃいましたよ、ええ。
夫婦の「無言の壁」ってやつ
「言わなくてもわかる」って、夫婦の魔法の言葉みたいに聞こえるけど、実はあれ、一番危険な落とし穴だと思うんです。だって、本当に言わなくなるんだもの。
手をつなぐ理由がなくなって、わざわざ目を合わせる用事も減る。これ、不幸じゃないんですよ。不幸じゃないからこそ、厄介。だって、「壊れてない」から、誰も危機感持たないじゃないですか。
でも、気づいたら、夫婦の間に見えない壁ができてて、お互いの体温すら届かなくなってる。これって、一種の熟年夫婦コミュニケーション不足、ですよね。
「とりあえずサルサ」で見つかるもの
そんな「体温の薄くなった」生活の中で、ふと目に飛び込んできたのが、昼間のサルサ教室の広告。昔、夫と出会った頃に踊ってたサルサ。あの頃は、名前より先に手を、顔より先にリズムを覚えたっけ。
「懐かしいから」って口実で、人は時々、別の何かに会いに行くって言うけど、これ、妙にリアルですよね。なくした恋じゃなくて、若かった自分でもなくて、薄くなった体温、みたいなもの。
身体を動かすことって、自己肯定感も高まるし、何より、あの頃の「身体が感じる楽しさ」を思い出させてくれる気がするんです。もしかしたら、その先に、夫婦関係の倦怠期を乗り越えるヒントがあるのかもしれない。
最後のステップ、踏んでみる?
婚外恋愛とかセカンドパートナーとか、そういう方向に流れる前に、夫婦でできることって、まだあるはず。だって、きっかけはいつも、もっと小さいところから始まるって言うじゃないですか。
誰かの前で少し背筋が伸びるとか、何を着ていこうか考えるとか、手のひらの感覚が抜けないとか。そういう「つましく始まる」小さな変化を、もう一度、夫婦の間で感じられたら。
というわけで、私、まずは自分で小さく試してみることにしました。近所の昼間のサルサ教室。夫を誘うかどうかは、まだ考え中。だって、まずは私が「恋する身体」を取り戻さないとね! ……なんて言ったら、夫に鼻で笑われそうですけど。とりあえず、踊ってみます!
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