OBSERVATION
2026-07-13

不便を楽しむ技術:ロボット研究者の私が登山と読書から学んだ身体の感覚
この前な、ワイ、久々に山に登ってきたんや。標高2,500mくらいの山やで。天気も良うて、ええ空気吸うて、気分爽快やったんやけど、山頂でスマホの電波が全く入らへんかったんや。最初は「あちゃー、せっかくの景色やのに写真も送られへんし、ログもちゃんと取れるんかいな」って、ちょっとイラッとしたんやけどな。

山頂で電波切ったら頭スッキリやん!

それがな、不思議なもんやで。電波が入らんって分かったら、もうスマホ触る気も失せるやろ? そしたら、自然と周りの景色に目が行くし、風の音とか鳥の声とか、そういうのに意識が向くんや。気がついたら、頭の中がいつものごちゃごちゃした感じじゃなくて、スッキリしとるんや。

後で聞いた話やけどな、デジタル機器から完全に離れると、脳の前頭前野の疲労が約22%も軽減されるっちゅう研究もあるらしいわ。ワイの体感とピッタリやんか。普段、電車の中とか、飯食ってる時とか、トイレの中でも、ついついスマホ触ってまうやろ? 通知が来たら、反射的に見てまう。これ、脳にとっては常に情報処理させられとる状態なんやて。そら疲れるわな。

せやから、山で電波が切れたんは、むしろ脳を強制的に休ませてやる、最高のデジタルデトックスやったんかもしれへんな。ガーミン・インスティンクトでログ取るのはええけど、そればっかり気にしてたら、せっかくの山の景色も身体の感覚も二の次になってまう。それって本末転倒ちゃうか?

ハードカバー、重いけど意味あるんやで

山小屋で本を読むのも、最近はKindle Paperwhiteみたいな電子書籍リーダーが便利や言う人もおるやろ。軽くて何冊も持ち運べるしな。でもな、ワイはあえて石田衣良のハードカバーをバックパックに詰め込んで持っていくんや。これがまた重たいんやけど、その物理的な重みが、なんか集中力を高めてくれる気がするんやわ。

都心のカフェでスマホ片手に電子書籍読むのと、山小屋で紙の本をじっくり読むのとでは、全然ちゃうねん。あるデータでは、紙の本の方が電子書籍より記憶の保持率が平均35%も高いらしいで。やっぱり、ページをめくる感覚とか、紙の手触りとかが、脳にええ刺激を与えてるんかもしれへんな。

確かに、山小屋で読んだ本は、内容が頭に残りやすい気がするんやわ。都心やと、SNSの通知が気になって、15分も集中して読まれへんこともしばしばやからな。せっかくの読書も、これじゃあ頭に入ってこんわ。

古い地図が脳を鍛えるんや

登山にしても、最新のアプリでルート確認するのもええけど、ワイはあえて旧式の地形図を広げるんが好きやねん。地図を広げて、コンパスで方向合わせて、周りの景色と照らし合わせながら進むのって、結構頭使うやろ?

バックパックの重量も、昔は「重たい方が男らしい!」とかアホなこと言うてたけど、今は体重の15%以内って決めてるんや。モンベルの軽いやつとか選んでな。無理なく楽しめる範囲で、あえて不便を選ぶ。この「不便」が脳の空間認知領域を活性化させるっちゅう話も聞くで。

スタンフォード大学の研究モデルを応用した調査では、物理的な地図を読み解くことで、集中力を要するタスクの処理速度が平均18%向上した、なんて結果もあるらしいわ。スマホでサッと済ますより、手間暇かけることで、脳が「よし、頑張るで!」ってなるんやろな。

結局、不便が一番贅沢な時間や

世の中、「効率化こそが正義」みたいに言われとるやろ? 何でもかんでも時短、効率アップ。でもな、ワイは思うんや。その「効率化」の先に、ホンマに豊かな時間とか、深い思考があるんやろか?

むしろ、あえて不便を選ぶことで、脳のニューロンが活性化して、長期的には創造性が高まるっちゅう考え方もあるんやで。これって、ロボット工学の視点から見ても、すごく理にかなってるかもしれへん。余談やけど、この前、娘がワイの作ったキャンプ飯を「お店より美味しい!」って絶賛してくれてな。正直、手間はかかったけど、あの喜びは効率化だけでは得られへんもんや。

山で得た感覚とか、じっくり本を読んで考えたことって、不思議と日常の仕事にも活かされるもんやで。問題解決のアイデアがひらめいたり、複雑な状況をシンプルに捉え直せたりする。結局、デジタル漬けで頭がパンパンになって、情報過多で何が大事か分からんようになってる自分に、「ちょっと立ち止まって考えろ」って促すのが、この「不便を楽しむ技術」なんかもしれんな。

どうやろ、あんたもたまにはスマホの電源切って、重たい本でも持って、山歩いてみいひんか? きっと、新しい発見があると思うで。

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