
夫の気配を消して、深夜2時に自分だけの地図を広げる。私が今、少しだけ前を向ける理由
これ全然関係ないんだけど、昨日スーパーで買ったいちじくジャムがすごく美味しくて。甘酸っぱくて、トーストに塗って一口食べた瞬間、なんだか少しだけ心がじんわりとほどけたんだよね。些細なことなんだけどさ。
膝の上には、昨日お店でずっと触り比べて、「これだ」って直感で買ってきた新しいノートが乗っている。表紙を指でそっと撫でていると、またあの息苦しくて、でも愛おしい夜の静寂が恋しくなってきた。
クローゼットの暗闇で、私は息を殺している
広い家のはずなのに、私の居場所なんてどこにもない。
夫の足音がリビングに響くたびに、びくっと肩がすくんでしまう自分がいる。女としての私なんて、もう何年も前から透明人間みたいに扱われてる。ただ名前を呼んでほしい。ぎゅっと抱きしめられて、肌のぬくもりや吐息を近くに感じたいだけなのに……ズキッて胸の奥が痛む💔。
だから夜になると、洋服がぎゅうぎゅうに詰まった暗いクローゼットの隅に、まるで迷子みたいにしゃがみこむの。トイレにこもって、スマホの小さな光だけをぼんやり見つめる夜もある。それが今の私の、悲しい現実。
でもね、そこでそっとSony WH-1000XM5を耳に当てるんだ。
ノイズキャンセリングのスイッチを入れた瞬間、ふっと世界から切り離される。嫌な足音も、ため息も、全部消える。まるで、誰かの大きくて温かい腕の中にすっぽりと包み込まれたような、ふわふわとした安心感に満たされる。🥺 この静寂だけが、今の私を優しく撫でてくれる気がするんだ。
午前2時、世界から夫の気配を消す儀式
午前2時。家中の空気がしんと冷たくなるこの時間が、私だけの秘密の儀式。
「明日の麦茶沸かさなきゃ」「まだ洗面所のタオル替えてない」って、頭の隅でいつも家事の強迫観念がチクチクと私を責めてくる。でも、今だけはダメ。誰のためでもない、私のための時間を作らないと、心がちぎれちゃいそうだから。
昨日買ってきたばかりのMoleskineのノートを、そっと開く。真新しい紙の匂いに、少しだけ胸がきゅんとする。誰にも邪魔されない空間で、今の気持ちをありのままにペンでなぞっていくの。
ノートには書ききれないような、夫には絶対に見せられないドロドロした感情や密かな願いは、スマホの中のNotionに隠す。パスワードの奥にある、私だけの秘密の小部屋。誰の目も気にしなくていい、誰も踏み込めない私だけの城なんだ。
Googleマイマップに落とした、半径50km先の自由
誰かに「寂しい」って打ち明けても、「旦那さん働いてくれてるんだから贅沢だよ」って笑われるのがオチ。夫に将来の夢の話をしたって、鼻で笑われるだけ。もう、分かってもらうことは諦めた。期待するから、裏切られてボロボロになるんだもん。
スマホの画面で、Googleマイマップをそっと開く。
今の家から半径50kmの範囲。海の見える小さな図書館、こぢんまりとした可愛いアパート、静かなカフェ……。気になった場所を15個、ポンポンとピンを立てていくの。
この地図を眺めている時だけは、不思議と「ああ、私、いつでもここから逃げ出せるんだ」って信じられる。誰にも言えない、私だけの秘密の逃避行。画面の向こうに広がる景色を妄想するだけで、カサカサだった心がふわふわと温かくなる。私にも、選べる未来があるのかもしれないって、静かに闘志みたいなものが湧いてくるんだよね。
夜明けが来ても、私は私のままでいる
気づけば、窓の隙間からうっすらと青白い光が差し込んでくる。
朝が来ちゃう。また、息を潜めて「お母さん」と「妻」を演じる時間が始まる。現実に戻るこの瞬間は、少しだけ肌寒い。
睡眠不足は体に悪いって、周りは言うかもしれない。でも、この深夜の孤独を手放したら、私、本当に壊れてしまうから。身を削ってでも守り抜きたい、私のためだけの聖域なんだ。
朝のコーヒーを淹れる私の横顔は、たぶん昨日と同じように見えると思う。でも、胸の奥には、私だけが知っている「もう一つの未来」が確かに隠されてる。
今夜もまた、あの静寂の中で自分をぎゅっと抱きしめよう。誰にも邪魔されない、私のためだけの甘くて優しい時間。
あなたも、今夜ちょっとだけ、自分だけの秘密の地図を描いてみない?ほんの少しだけ、明日を生きる呼吸が楽になるかもしれないよ。🍷✨
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