裏垢女子の隠れ家DIY

裏垢女子の隠れ家DIY

世間が言う「丁寧な暮らし」とか「お洒落な北欧インテリア」っていう言葉に、なんとなく居心地の悪さを感じることってありませんか。
みんなが絶賛する綺麗な部屋が、必ずしも私たちの心を救ってくれるとは限らないと思うのです。

蛍光灯の白さに殺される夜

昼間のまともな自分を演じ終えて帰宅した部屋で、コンビニのビニール袋や洗濯物の山といったリアルな生活感が目に入ると、急に息が詰まりそうになることがあります。

寂しさを埋めるためにXの裏垢を開いても、カーテンの隙間から漏れる街灯の光や、壁のわずかな写り込みから「身バレするかもしれない」という恐怖が頭をよぎる。本垢では言えない本音を吐き出したいだけなのに、クソリプやヤリモクの視線に怯え、薄氷を踏むような思いでスマホを握りしめている夜は本当にヒリヒリするものです。

実は私も過去に、部屋の背景が少し写り込んだだけで冷や汗をかいた苦い経験があります。あの頃は、自分の部屋なのに全く心が休まりませんでした。

一畳だけのシンデレラ城

そんな息苦しい毎日に終止符を打つために私が試してみたのが、部屋のたった一畳分だけを徹底的に作り替える「要塞化」です。

使うのは、賃貸のダサい壁を覆い隠すための、剥がせる遮光・防音性の壁紙とカッターナイフだけ。部屋全体を片付ける必要なんてありません。カメラの画角に収まるフレームの中だけを狂気的なまでに完璧に作り込めば、その外側がどれだけゴミ箱や生活感で溢れていようと関係ないのです。

壁紙を貼る作業は思った以上に泥臭く、空気が入ってヨレたり、カッターで指を切りそうになってイライラすることもありました。でも、汗をかきながら空間を自分の手でハックしていく時間は、不思議な高揚感に満ちていました。

リングライトが灯るとき

苦労して作り上げた一畳の聖域にリングライトを配置し、いざスイッチを入れた瞬間、世界がガラリと変わるような感覚を覚えるかもしれません。

瞳の中に宿るリングライトの光は、まるで自分を守ってくれる天使の輪のよう。徹底的に生活感を排除したその空間に身を置くと、誰にもプライベートを脅かされない圧倒的な安心感が手に入ります。

ネットの海の承認欲求に振り回されるのではなく、その閉ざされた暗闇の中で、純粋に自分を愛するための絶対的な安全基地。そこでカメラを構えるとき、昼間の窮屈な役割から完全に解放された、自分だけの王国が完成するのだと思います。

泥臭く勝ち取る私の聖域

結局のところ、部屋全体を無理に綺麗に保とうとしたり、世間の「普通」に合わせようとするのは、私たちのライフスタイルには少しイマイチだったと感じています。

それよりも、カッターナイフと剥がせる壁紙を手に取って、一畳だけでも誰にも侵されない防具を作り上げる方が、はるかに心が満たされる気がするのです。

自分を大切にできない夜があっても、その一畳の聖域さえあれば、私たちはきっと自分を見失わずに生きていけます。

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