だがこのざわつきこそ、自分が何度も痛い目を見てきた反応だと知っている。今日はその「ざわつき」を数字で抑え込む記録にする。
寄り付き400円高の中身
米国株の調整一服と長期金利の低下を受け、日経平均が大幅高で寄る展開自体は驚くに値しない。ここまで下げが続いた分、自律反発の需要は積み上がっていたからだ。
問題は、この400円高を「強気の証拠」と早合点することである。ギャップアップは需給の偏りが生んだ一過性の現象に過ぎず、それ自体に方向性の意味はない。ここを見誤ると、寄り付きの高揚感に判断を乗っ取られる。
前場中盤が分岐点
自分が見るのは、高寄り後に買いが「続くか」の一点だけだ。前場の中盤、目安として10時前後で上値が重くなり、始値近辺まで押し戻される動きが出れば、それは自律反発が息切れしているサインと割り切る。
村田製作所やヒューリックといった個別の必須ウォッチ銘柄が、指数以上に強さを保てているかも併せて確認する。指数は高値圏でも主力が失速していれば、それは地合いの脆さの裏付けになる。
損切りルールを先に決める
エントリー前に逆指値を必ず入れる。今日は寄り付き高値から200円逆行した時点で日経225先物ミニ1枚を成行で手仕舞う設定にしてある。判断を後回しにした瞬間、感情が入り込む余地が生まれるからだ。
正直に告白すると、自分は楽天日本株4.3倍ブルを含み損約18%のまま塩漬けにしている身である。当時は「押し目は買い」という空気だけで判断し、損切りルールを事前に決めていなかった。この授業料は安くなかった。
だからこそ、世間で言われる「高寄りは強気相場の始まり」という単純化には反論しておきたい。高寄り自体はノイズであり、シグナルではない。買いが続くかどうかの検証を経て初めて意味を持つ。
前場・後場の二つの筋書き
シナリオ1は、前場を通じて押し目が浅く、後場にかけて出来高を伴って上昇幅を広げるケース。この場合のみ、日経225先物ミニの追加建玉を検討する。
シナリオ2は、寄り付きで飛びつき、前場の途中で失速し、後場でジリジリ削られる過去何度も見たパターンだ。この場合は12時30分の後場寄りを待たず、逆指値の発動を淡々と受け入れる。
自腹の話をすると、今日は生活口座とは別枠で確保している検証用資金から、日経225先物ミニを1枚だけ建てた。全力で乗るには根拠が薄いと判断したからだ。400円の高寄りに全額を賭けるのは、単なるギャンブルである。
狭い単身赴任先の部屋で、朝から数字とにらめっこする生活は今日も続く。含み損の授業料を無駄にしないためのルールだと自分に言い聞かせているが、皆さんならこの400円高をどう受け止めるだろうか。
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