健診結果に思うこと
50代に入ってから、正直なところ、健診の数値に一喜一憂するようになりました。血圧はぎりぎり正常範囲、中性脂肪もやや高め。特に気になったのは、体脂肪率が年々増え、一方で筋肉量が減っていることです。このままでは、大好きな山歩きを一生涯楽しむのは難しいかもしれない。そんな危機感を覚えました。
僕らの登山哲学
若い頃は、私も「槍ヶ岳」のような3000m級の山に挑戦することに憧れ、登山雑誌の特集を穴が開くほど読んでいました。しかし、50代になった今は、少し考え方が変わりました。「正しい」とされる登山スタイルや、高みを目指すことだけが登山の価値ではない。自分の体力や、本当に楽しいと感じることに目を向けるようになりました。
私たちが今、大切にしているのは『納得感』のある山歩きです。無理なく、自分たちのペースで楽しめる山を選び、年間平均で 15回 ほど山へ出かけています。標高が低くても、その山ならではの魅力はたくさんありますからね。
相棒シューズとの付き合い方
登山ギアについても同じ考えです。最新の高性能トレッキングシューズは魅力的ですが、私は数年前に購入した MERRELL Moab 3 Mid GORE-TEX を修理しながら大切に使い続けています。底が擦り減れば張り替え、アッパーに傷がつけば補修キットで直す。購入から5年になりますが、年に一度の修理で 年間約1.5万円 の維持費で済んでいます。
新しいものが必ずしも良いとは限りません。長年履き慣れた靴は、私の足の形にぴったりとフィットし、安心感が違います。この相棒となら、どんな山道も安心して歩ける、そう思えるんです。
無理なく楽しむ山選び
体力的なことを考えると、無理な日帰り弾丸登山は避けるようになりました。私たちが厳選するのは、登り3時間・下り2時間以内で楽しめる山です。首都圏に住んでいるので、例えば 筑波山 や 御岳山 には月に2回ほどのペースで訪れています。
標高は高くなくても、豊かな自然の中で体を動かす喜びは変わりません。時には、昔からの登山仲間がまだハードな山を求めているので、自分のペースに合った山行を提案するのには少し気を使いますが、最終的にはみんなで楽しめる場所を選んでいます。
毎日の身体マネジメント
山に登り続けるためには、日々の体づくりが欠かせません。特別なことはしていません。自宅で週3回、15分間のスクワットとストレッチを継続しています。たったこれだけですが、以前と比べて下山時の膝への負担が格段に減ったように感じます。おかげで、登山中の怪我のリスクも低減できていると実感しています。
先日、スクワット中にテレビで見た料理番組につい見入ってしまって、危うくバランスを崩しそうになったことがありました。これも体幹が衰えている証拠かもしれませんね。改めて、集中して取り組まなければと思いました。
山頂の小さな幸せ
私たちの登山は、「達成感」や「絶景」だけを追い求めるものではありません。山頂で淹れる温かいコーヒーをゆっくりと味わう時間や、道中で見かける珍しい植物を観察することに、真の価値を見出しています。この間も、山で鮮やかな色合いの野鳥を見かけたのですが、スマホで調べたら意外と身近な鳥だったんです。でも、その瞬間はすごく感動しましたね。
標高や距離に比例しない、五感で感じる豊かな時間。それが、50代になった私にとっての登山の醍醐味です。
これからも、自分の体と対話しながら、無理なく、そして何よりも「楽しい」と思える山歩きを続けていきたいと思っています。何歳になっても、自分の行きたい場所へ、自分の足で歩いていける喜び。このささやかな幸せを、これからもずっと大切にしていきたいですね。
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