SNSで「スキンケアを成分3つに絞ったら肌が変わった」という投稿が流れてきた。最初は「また極端な話ね」とスルーしかけた。

でも、ちょうど肌診断を受けて「過剰ケアです」と言われたあとだったから、妙に刺さった。

引き出しを全部出した

診断の翌日、洗面台の引き出しを全部開けた。

使いかけの美容液、数えたくなかったけど数えた。14本。未開封が3本。我ながら笑えた。

「これ、全部本当に必要?」という問いに、答えられるものが一個もなかった。なんとなく使って、なんとなく続けて、SNSで「これは絶対入れて」と言われるたびに買ってた。それだけだった。

一本ずつ成分表を見て、香料・エタノールが上位5成分に入っているものを全部別にした。3本あった。

残した成分、3つだけ

診断でアドバイスされたものと、自分で調べて納得したものだけを残した。

ナイアシンアミドセラミドビタミンC(L-アスコルビン酸) の3つ。

ナイアシンアミドはThe Ordinaryのやつで880円。「安いから不安」って気持ちは正直あった。でも臨床データを調べたら、8週間で毛穴の開き改善・皮脂分泌が落ちたという数値が出てた。高級美容液と有効成分の濃度を比べたら、むしろこっちの方が高かった。

セラミドはCeraVeのモイスチャライジングクリーム。2,200円で340gある。米国皮膚科学会が推薦している市販品の一つで、べたつかなくて使いやすかった。

ビタミンCは少し悩んだ。「ナイアシンアミドと一緒に使うと赤みが出る」という話を聞いていたから。でも調べたら、その定説はもう古くて、現在の処方では問題ないという研究が複数出ていた。じゃあ使えばいい、と。

手放した理由、正直に

香料・エタノールが上位に入っていたクリームを3本やめた。

どれも5,000円前後の国内ブランド。「いいものを使っている」という安心感のためだけに使っていた気がする。

やめて2週間後、スキンチェッカーで赤みのスコアを測ったら34%改善していた。

数字で出るとやっぱりちょっとショックだった。高いクリームが悪かったわけじゃなくて、香料・エタノール入りのものを何本も重ねて使っていたのが問題だったみたい。ニキビ跡の色素沈着も、2週間で新しいのができなくなった。劇的な変化ではないけど、何かが確実に落ち着いてきた感じはある。

朝の洗顔も変えた

余談なんだけど、朝の洗顔方法も変えた。

これまで洗顔料でしっかり泡立てて洗っていたのを、ぬるま湯だけに切り替えた。診断のときに「過度な洗顔が皮脂膜を壊して、乾燥→過剰皮脂という悪循環を招く」という話を聞いて、試してみようと思って。

地味に効いている気がする。毛穴の黒ずみが少し落ち着いてきた。

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全然関係ないけど、昨日スーパーで夏みかんが安かったので大量に買って、夫に「ジュースにして」と頼んだら完全スルーされた。毎年この季節になると繰り返す光景で、もう期待していない。

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今回の見直しで月8,000円ほどコストが下がった。ステップ数も半分以下になって、朝の準備がずいぶん楽になった。

毎日「ちゃんとできていない」という罪悪感があったのがなくなったのが、正直一番大きい。

1年後には、成分表を見て自分の肌に必要かどうかをすぐ判断できるようになっていたい。3年後には、新しいものが話題になっても「私に必要かどうか」を冷静に見極められるようになっていたい。5年後には、50代の肌に合ったケアをシンプルに続けている自分でいたい。そんなことを考えている。

シンプルになったからこそ、次に何を試すかがはっきり見えてきた。それがたぶん今、一番面白いところだと思っている。

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