「相談=離婚決定」という誤解
まず驚いたのは、相談することと離婚を決めることは別物だという点です。調べた範囲では、9割近い事務所が「相談だけでもOK、方針は白紙で構わない」と案内しているとのこと。
弁護士法人ひまわり離婚相談室のように、初回面談の段階では方針を決めずに現状を整理するだけの利用者も多いそうです。扉を開ける=手続き開始、ではないという前提を知るだけで、心理的な重さがかなり違うのではと感じました。
費用感、実は把握しやすい
次に気になったのはお金の話です。相場を調べると、初回相談は30分5000円前後が一般的。ただし弁護士ドットコムや「みんなの法律相談」経由だと、無料相談枠を設けている事務所が全体の約4割もあるそうです。
実際に依頼する場合の費用も、着手金20万〜30万円、成功報酬は経済的利益の10〜16%程度という水準が目安として示されていました。金額の幅があらかじめ分かっているだけで、電話予約への心理的ハードルはだいぶ下がる気がします。
さらに収入要件を満たせば、法テラスの民事法律扶助を使う手もあります。着手金や実費が立て替えとなり、月5000円〜1万円の分割返済で相談できるケースがあるとのこと。費用を理由に相談自体を諦める必要はなさそうです。
かかる期間もイメージできる
もうひとつ知っておきたいのが期間です。協議離婚なら1〜2ヶ月で成立することもありますが、話し合いがまとまらず調停に進むと平均6ヶ月〜1年、審判や裁判までもつれ込むと2年近くかかることもあるそうです。
先が見えないことへの不安は大きいものですが、「最短ならこのくらい、長引いてもこのくらい」という幅を知っているだけで、心づもりがしやすくなると感じました。山本誠一弁護士のような専門家の解説を読むと、期間の見通しは初回相談で確認できる項目のひとつのようです。
「会う前が一番怖かった」という声
個人的に一番印象に残ったのは、ある調査で相談者の約7割が「弁護士に会う前が一番怖かった」と回答していたことです。そして実際に面談すると、不安が半減したと感じた人が多いという結果でした。
これは私自身、AIとの創作作業で新しいプロンプトを試す前に感じる緊張と少し似ている気がしました。分からないものへの不安は、情報が具体的になった瞬間に輪郭を失っていくものなのかもしれません。
知ることで変わる距離感
配偶者に知られずに相談したいという不安や、こんな些細なことで相談していいのかという迷いは、実際には多くの事務所が想定して対応しているようです。料金体系も期間の見通しも、事前に調べられる情報として存在している。
「相談する」という行為自体のハードルは、実態を知ることでかなり下がるものだと、今回調べてみて感じました。もし同じような不安を抱えている方がいたら、まず情報を集めるところから始めてみるのはどうでしょうか。あなたなら、この扉をどんな気持ちで開けますか。
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