
あの頃も「クリック一つで不労所得」だの「誰でも簡単に億万長者」だの、耳障りの良い言葉が巷に溢れていたものだ。歴史は繰り返す、とはよく言ったものである。
稼げるAI、稼げないAI
近頃、ChatGPTやGeminiといった生成AIの話題で持ちきりである。まるで魔法の杖を手に入れたかのように、誰もが「これで稼げる!」と息巻いている。しかし、本当にそうであろうか。私が思うに、その「稼ぎの隘路」は、AIをただ使うだけでは切り拓けないところにある。AIは確かに素晴らしい道具であるが、道具は使う人間を選び、また使う人間によってその真価が問われるものである。
過去の道具とAI
人類の歴史を紐解けば、石器、農具、蒸気機関、そしてコンピュータと、新たな「道具」が登場するたびに、社会のありようは大きく変革されてきた。道具は人間の肉体労働を代替し、思考の範囲を広げ、果ては新たな産業を生み出してきたのである。AIもまた、その系譜に連なる「知の道具」であると言えよう。2026年、私たちの日常にAIが溶け込み、当たり前に文章や画像を生成する光景は、もはや未来の話ではない。しかし、道具が高度になるほど、それを使う人間の「意図」や「哲学」がより一層、重要になるものだ。
AIで「稼ぐ」の落とし穴
「AIがコンテンツを自動生成するから、もう人間は不要になる」といった論調を耳にすることも少なくない。しかし、これはあまりに短絡的ではないだろうか。AIが生み出すコンテンツが飽和状態となった時、その価値は相対的に低下する。あたかも、誰もがスマートフォンを持つようになった現代において、ただ「スマホがある」だけでは優位性とならないように。結局のところ、AIツールを売る側、あるいはAIの使い方を教える側が一番儲かるという、かつての情報商材ブームと同じ轍を踏む可能性も否定できない。
隘路を抜ける道筋
では、この「稼ぎの隘路」をどうすれば抜け出せるのか。私は、AIを単一の道具として捉えるのではなく、複数のAI(例えばChatGPTとGeminiそれぞれの強み)を「結合」させたり、既存のビジネスモデルに「適用」させたり、あるいはAIの汎用的な出力を人間が「修正・拡大」して独自の付加価値を生み出すところに活路があると考えている。AIに「代替」できない、人間の感性や創造性、そして「問いを立てる力」こそが、これからの時代における真の稼ぎの源泉となるだろう。
結局のところ、頭の中でうんうん悩んでいても始まらない。かつての情報商材ブームを笑いながらも、その一方で「もしや」と一抹の期待を抱いてしまうのが人間の性というものだ。とりあえず、まずは自分で小さな実験を始めてみることにした。このブログ記事も、実はAIを下書きに使ってみたのである。さて、その成果はいかに。
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