夜の白い画面、ため息ばかり
本当は、転職活動を始めなきゃって、ずっと思ってる。でも、現職の管理職業務やトラブル対応で、日中はもうクタクタ。家に帰ると、もう何も考えたくなくて、ベッドに倒れ込むように眠ってしまう日もよくある。
たまに「よし、今日はやるぞ!」ってPCを開いて転職サイトを見ても、白い画面を前にフリーズしちゃうの。最後に履歴書なんて書いたの、もう10年以上前だもの。何から手をつければいいのか、今の私には全く分からなくて。
それに、あの「お祈りメール」が届くのが、本当に怖い。47歳という年齢のせい?それとも、これまでの私の人生がダメだったって言われてるみたいで、立ち直れなくなりそうで……。そんなこと考えてたら、PCを閉じて、またため息ばかりになるんだよね、はぁ。🥲
コクヨのノート、開いてみる
ある日、本屋さんでたまたま見つけた本に「手書きの方が、不思議と記憶や当時の感情が生々しく蘇る」って書いてあったのを思い出したの。
だから、思い切ってPCを閉じて、近所の文具屋さんで コクヨのCampusノート(A4判・方眼ドット) を買ってみた。
夜22時。娘も寝静まったリビングで、温かいハーブティーを淹れて、ノートを広げる。最初の1週間は、無理に何かを書こうとはしなかった。ただ、毎日15分だけ、ノートを開いて、ぼーっと眺める時間を作ったの。
20代、30代、40代。それぞれの時期に、どんなことがあっただろう。嬉しかったこと、悔しかったこと、頑張ったこと。ポロポロと、まるで古いアルバムをめくるみたいに、当時の感情がじんわりと胸に広がっていく。文字に起こさなくても、ただ思い出すだけで、なんだか心がホッとするのを感じたの。🌿
「数撃ちゃ当たる」の嘘
世間では「40代の転職は、とにかく数十社に応募しないと当たらない」なんて聞くけれど、私にはそれがどうしてもピンとこなくて。だって、一つ一つの不採用通知が、私自身を否定されているみたいで、心がもたないもの。
だから、私はこのノートで、ちょっと違う計画を立ててみたの。
「来月、たった1社だけに応募する」。
ノートの最初のページに、大きくそう書き込んだ。そして、そこから逆算して、30日間のスケジュールを日付ごとに割り振っていく。
- 棚卸し:7日
- 求人検索:7日
- 書類作成:10日
- 推敲・応募:6日
こうやって、まるで蟻さんが巣を作るみたいに、小さな一歩一歩をノートに書き込んでいくと、漠然とした不安が、少しずつ具体的な「やることリスト」に変わっていく。これなら、お祈りメールの恐怖から自分を守りながら、着実に進めそうな気がするんだ。
そういえばこの前、ベランダのミニトマトが、やっと赤くなり始めたの。毎日水やりは欠かさなかったけれど、なかなか実がならなくて、ちょっと諦めかけてたんだよね。でも、焦らず待ってたら、ちゃんと実をつけてくれた。なんか、今の私みたいだなって、ちょっと思ったの。😊
最初の1社が、私の背骨になる
40代後半の書類通過率が厳しいのは、もちろん知ってる。でも、このノートで徹底的に自分と向き合い、最初の1社に全精力を注ぎ込むことで、もしダメだったとしても、きっとその経験が次の応募に活きるはず。自己分析のブレがなくなって、2社目以降の書類作成は半分くらいの時間でできるようになる、って確信があるから。
ノートを閉じた深夜のリビングは、少しだけ空気が軽くなった気がした。来月の今頃、私はどこかの1社に応募しているだろう。そのたった1社が、これからの私の人生をやり直すための、太い背骨になってくれる。そんな静かな期待が、胸の奥でじんわりと温かくなっているのを感じる。✨
焦らなくていい。少しずつ、あなたのペースで歩いていこう。