
前回の記事で、AIがすべてを代替する時代において、あえて「ネットでは得られない泥臭い人間の本音とフィジカルな交友」に自己投資するという決意を書きました。
今回は、その「自己投資(フィールドワーク)の場所選び」におけるリアルな分析と、行き着いた意外すぎる結論についてお話しします。
定番の「習い事」や「ミートアップ」の落とし穴
リアルな繋がりを求めて、最初は定番のオフライン活動を検討・リサーチしてみました。しかし、50代のAIエンジニアという視点で見ると、どれもクリティカルなミスマッチを抱えていました。
- 中国語のミートアップ:高齢層に偏りがちで、エネルギッシュな本音のぶつかり合いにはなりにくい。
- 韓国語や英語のミートアップ:圧倒的に20〜30代の独身層が多く、年代ギャップが大きい。求めている「大人の生々しい悩み」には程遠い。
- ピラティスやボイストレーニング:女性が圧倒的に多いか、あるいは費用対効果の問題。そもそも「出会い・人間観察」が目的ならば、モチベーションを維持して継続するのが難しく、純粋なスキルの代替ならオンラインでも事足りてしまいます。
つまり、「人間観察や交流」を目的に継続的な『習い事』を選ぶのは、モチベーション維持の観点で非常にコスパが悪いという結論に至りました。
狙うべきは「単発」の熱量
継続が必要なコミュニティではなく、その場限りの熱量でぶつかれる「単発イベント」こそが、リサーチには最適です。面白くなければ次に行かなければいいだけだからです。
そして、様々な単発イベントを検討した結果、私が現在ターゲットとしてロックオンしているのが「既婚者マッチングアプリが主催する大規模集会」です。
なぜ「既婚者の集会」がAI開発の最強の資産になるのか?
AIエンジニアが既婚者パーティーに行く。一見すると完全に迷走しているように見えるかもしれませんが、これは高度なマーケティング戦略です。
既婚者が出会いやり繋がりを求めてわざわざオフラインの集会に足を運ぶ背景には、家庭内での孤独感、承認欲求、非日常への渇望など、「AIやオンラインでは絶対に満たすことのできない、人間のドロドロした切実な本音」が詰まっています。
ここは、ネットの建前やノイズが一切ない、最も人間くさい(=AIから最も遠い)場所です。
語学や登山のミートアップにいる若年層とは異なり、年齢層もライフステージも私に近い40代〜50代が多く、彼らが「何に悩み、何にお金を払い、何を求めてそこに来ているのか」を直接ヒアリングすることができます。
そこで得た生々しい「人間の本音(インサイト)」は、私が開発するヒューマノイドや人間くさい自動ブログシステムに魂を吹き込むための、何百万円もの価値がある一次データになるのです。
泥臭いリアルへの第一歩
ネットでAIの最新論文を読んでいるだけでは、人間の本当の欲求には辿り着けません。
今週末、私はこの「最高に泥臭いリアル」な単発イベントにポチッと申し込み、一人の人間として、AIでは代替できないフィールドワークに出撃してきます。
(続く…?)